backup(2019-03-23)
こちらは3月23日の記事のバックアップです。
【3月31日追記】
より適切な陳情書の書き方、陳情のやり方についての記事を作成いたしました。
こちらをご参照願います。
静止画DL違法化法案はひとまず文化庁に差し戻しになりました。陳情を呼び掛けた者としてご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。
さて、一旦取り下げられた静止画DL違法化法案ですが、臨時国会での再提出を明言している強硬な役人が文化庁におり、国会議員の方々に虚偽説明をして回っているようです。
参・文教科学委、#著作権法改正 の取り下げについて文化庁・中岡次長に聞きました。次長は「審議会の議論を聞き、法案を作った」と答弁。聞くところによると強硬な補佐が臨時会での”再提出”を明言しているそうで、注視しなければなりません。皆様、ご意見ありがとうございました。 pic.twitter.com/URlGxtC9bA
— 参・大島九州男(くすお) (@oshima_kusuo) March 19, 2019
午後、文科省と文化庁の方々が来所。見送りとなった著作権法改正案の経緯を説明に来られました。スクショが違法になるなどのデマが出回り、それを信じる人達も出始め、法案の中身より誤った情報の錯綜やマスコミの誤報など様々な要因が重なり、結果、見送りに。今後、更に丁寧な説明が必要です。 pic.twitter.com/yUBH8HxjdV
— 山本ともひろ (@ty_polepole) March 19, 2019
一番拙いと思うのは、法学者などの反対もあり政治が拒否した案文を、所詮は(提案と)調整を担当するだけの所轄官庁が誤解と断じ、問題にあまり明るくない議員に裏で多数派工作を行い、条文修正なき再提出を強行すること。それは民主制官僚の本旨に悖るし、文化庁ってそんな役所じゃなかったろうに。 https://t.co/3hQYKw6iRM
— 境 真良@GLOCOM&IPA(あーりん推し/芸能人スキャンダルネタ要らない) (@sakaima) March 23, 2019
・「スクショが違法になる」というのはデマではありませんので、文化庁は学者や産業界がデマを広げたと虚偽の説明をしています。 皆さまが住んでいる選挙区の国会議員さんに虚偽説明をして回られると非常に迷惑ですし、そもそも前回の法案のまま再提出を行って良いはずはありませんので、注意を呼び掛ける陳情書の手本を作成しておきました(山本ともひろ議員用、与党議員さん用・野党議員さん用の三種類)。
適宜お住いの選挙区やその周辺の議員さんへ陳情をいただければと思います。2019年6月26日まで国会は開催中ですので、文化庁の問題行動を今のうちに叩いてしまうのが最適です。
(山本ともひろ先生用)
突然、この様な手紙を送る無礼をお許し下さい。私はXXに在住するXXと申します。文科省と文化庁の役人が静止画DL違法化法案の説明に来たというツイートを拝見いたしましたので意見申し上げます。
・「スクショが違法になる」というのはデマではありません。文化庁が「違法になる」と明言しています(それがデマであれば、法学者が100名以上連名で声明を出したり、日本知的財産協会等が懸念表明したりする事はありません)。文化庁は学者や産業界がデマを広げたと虚偽の説明をしています。
※2018年12月に文化庁がパブリックコメントを求める際に公開した文書において『「複製」とは、手段を問わず著作物を有形的に再製することを指すものですので、右クリックによる保存のほか、スクリーンショット等も対象に含まれます。』と明言しております。当該文書「ダウンロード違法化の対象範囲の見直しに関する留意事項」を同封致しましたのでご査収願います。
(https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000180848)
・なお、漫画村のような違法海賊版サイトを潰すことに異存は有りませんが、規制の範囲を最大でも「原作のまま一定のまとまりで」かつ「権利者の利益を不当に害する場合」に限定するよう求めるとともに、法学者や漫画家だけでなく、情報セキュリティに係る専門家を招致して、徹底した意見を聴取した上で法案を文化庁に再作成させることを求めます。
以上、僭越ながら私の意見を述べさせていただきました。ご多用中にも関わらず、私の拙い意見を読んでいただき、誠にありがとうございました。乱筆乱文についてはご容赦願います。ではこの辺で失礼させていただきます。
草々
平成31年3月23日
氏名:
住所:〒
TEL:
E-mail:
(与党の国会議員の先生用)
突然、この様な手紙を送る無礼をお許し下さい。私はXXに在住するXXと申します。神奈川4区の山本朋広衆議院議員のもとへ文科省と文化庁の役人が静止画DL違法化法案の説明に来たというツイートを拝見いたしましたので意見申し上げます。
・「スクショが違法になる」というのはデマではありません。文化庁が「違法になる」と明言しています(それがデマであれば、法学者が100名以上連名で声明を出したり、日本知的財産協会等が懸念表明したりする事はありません)。文化庁は学者や産業界がデマを広げたと虚偽の説明をしています。
※2018年12月に文化庁がパブリックコメントを求める際に公開した文書において『「複製」とは、手段を問わず著作物を有形的に再製することを指すものですので、右クリックによる保存のほか、スクリーンショット等も対象に含まれます。』と明言しております。当該文書「ダウンロード違法化の対象範囲の見直しに関する留意事項」を同封致しましたのでご査収願います。
(https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000180848)
・漫画村のような違法海賊版サイトを潰すことに異存は有りませんが、規制の範囲を最大でも「原作のまま一定のまとまりで」かつ「権利者の利益を不当に害する場合」に限定するよう求めるとともに、法学者や漫画家だけでなく、情報セキュリティに係る専門家を招致して、徹底した意見を聴取した上で法案を文化庁に再作成させることを求めます。
以上、僭越ながら私の意見を述べさせていただきました。ご多用中にも関わらず、私の拙い意見を読んでいただき、誠にありがとうございました。乱筆乱文についてはご容赦願います。ではこの辺で失礼させていただきます。
草々
平成31年3月23日
氏名:
住所:〒
TEL:
E-mail:
(野党の国会議員の先生用)
前略 XX党 衆議院議員 XXXXX様
突然、この様な手紙を送る無礼をお許し下さい。私はXXに在住するXXと申します。静止画DL違法化法案について意見申し上げます。
・上記の通り自民党 山本朋宏衆議院議員のもとへ文科省と文化庁の役人が静止画DL違法化法案の説明に訪れ、「スクショが違法になるというのはデマで、学者やマスコミがデマを広げた」と虚偽の説明をしている旨をお伝えするとともに、本件については貴職およびXX党においても正確に情報収集を行っていただくようお願い致します
※2018年12月に文化庁がパブリックコメントを求める際に公開した文書において『「複製」とは、手段を問わず著作物を有形的に再製することを指すものですので、右クリックによる保存のほか、スクリーンショット等も対象に含まれます。』と明言しております。当該文書「ダウンロード違法化の対象範囲の見直しに関する留意事項」を同封致しましたのでご査収願います。
(https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000180848)
・また、漫画村のような違法海賊版サイトを潰すことに異存は有りませんが、規制の範囲を最大でも「原作のまま一定のまとまりで」かつ「権利者の利益を不当に害する場合」に限定するよう求めるとともに、法学者や漫画家だけでなく、情報セキュリティに係る専門家を招致して、徹底した意見を聴取した上で法案を文化庁に再作成させることを求めます。
・有権者として引き続きXX党の判断を注視しております。
以上、僭越ながら私の意見を述べさせていただきました。ご多用中にも関わらず、私の拙い意見を読んでいただき、誠にありがとうございました。乱筆乱文についてはご容赦願います。ではこの辺で失礼させていただきます。
草々
平成31年3月23日
氏名:
住所:〒
TEL:
E-mail:
必要な事項を全てカバーしつつ、A4用紙に収まるように作っておきました。あとは皆さまの手で適宜改良して、A4二枚以内におさまるように作成し、出来るだけ多くの議員さんへ郵送してください。
誰に送れば良いのか(重要)】
自民党文部科学会や知財関連に関係のない議員さんに対して役人が嘘をついて回っているようですので(=予備知識の少ない議員さんなら騙しやすいから)、注意喚起する対象は与野党の国会議員さん全員ですので、まずは自分の選挙区の議員さんに出して、その後にその他の選挙区の議員さんに出すのが今回は適切です。
加えて、陳情先は地方議会の議員さんや落選中の元議員さんでもかまいません。一人でも多くの方に情報が行きわたる事が大切ですので、「党の内外で情報を共有してほしい」旨を書くとなお効果があります。
選挙区についてはWikipediaに詳しい解説がありますので、参照すると便利です。
【陳情についての注意点】
・手紙は基本的に郵送(封書・はがき)かメールで送付して下さい。FAXは使わないようにお願い致します。郵送する際には、レターパックを使えば速達扱いで次の日に届きます。レターパックは郵便局に行かなくても、ローソンで売っています(二種類あるうちの安い方:360円の「レターパックライト(青いやつ)」で大丈夫です)。
・お仕事や家庭の事情など様々な理由でお手紙を出す事が難しい方、お時間が無い方は、議員さんが公開しているメールアドレスや、議員さんのWebサイトにあるメールフォームなどから陳情書を送付して下さい(どこの党でもかなり読んでいます)。一人でも多くの議員さんに意見を届ける事が大切ですが、決して無理をなさらぬようお願い致します。
・議員さんの事務所を訪問する際はアポイントメントを取るようにお願い致します。
・議員事務所に電話を掛けて陳情する場合には、ご意見を話す前にその旨を伝えて承諾を得てから失礼のないようにお願い致します。
・「この法案が通ったら殺してやる!」のような脅迫じみた文言は絶対に使わないようにお願い致します。
以上、参考になればと思います。
文責:綾波書店